【春日井市】行者堂で解体工事が進行中です。
宮町にある 歴史的建造物「行者堂(ぎょうじゃどう)」が、現在、解体移設工事の真っ只中にあります。この行者堂は、江戸時代中期・享保12年(1727年)に建てられ、もともとは庶民による大和大峯山信仰の拠点として、 役の行者像を安置するために建てられた小堂です。現在の建物は江戸末期のもので、春日井市の文化財にも指定されています。
建物は方三間・入母屋造りの重厚な構造で、内部には格天井や唐様の彫刻が施され、江戸建築の粋を感じさせる見どころの多いお堂です。堂内には猪目懸魚(いのめげぎょ)や虹梁大瓶束など、細部に至るまでこだわりが詰まっています。
工事中の様子はこのようになっています。感性が楽しみですね。
現在、令和7年7月31日までを予定とし、「行者堂内解体移設工事」が進められており、工事中は重機が入り、周囲には資材が積まれ、立ち入りも一部制限されています。
行者堂内には上記のような立て看板が置かれています。工事の時間帯は午前8時30分から午後5時までとなっています。
春日井の歴史を感じられるこの行者堂。今後の整備によって、さらに多くの人々がこの地域の文化に触れられる場として生まれ変わることが期待されます。
行者堂はこちら↓